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お受験強迫症(その3)

鬱々夫婦の子供(鬱々子)はこの春から某大学付属小学校へ入学が決まった。

備忘録として、受験で感じたことを書いている。今回はその3.

秋を迎えたころの話(昨秋)、鬱々子の通う幼児教室は週に1度の少人数クラスと、月に2,3回の模擬試験会がある。

少人数クラスには鬱々子は唯一の女子で、つまり他の子供たちとはライバル関係にならない。そのため、他のママたちのように自分の子のレッスン内での様子にそれほど気にならなかった。他のママが「女の子は、やっぱり●●が得意よね」と鬱々子の出来の良さを性差のせいにしていても、不快に感じなかった。内心『男女の差でなく頭の良し悪しの差』と思っていても・・・。

そんな、ある日模擬試験会で会う苦手なH親子が少人数クラスに現れた。しかも鬱々子と同じようなジャンバースカート、同じローファー、同じバッグを持っていた。さらにHママは粘着質の笑みとグフゥグフゥという変な鼻笑いを語尾に付けた口調で「今日からこちらに来ることになりました。グフゥグフゥ」

鬱々妻は、握っていた鬱々子の手をぎゅっと握りしめ、奥歯をぐっと噛み、やっとの思いで「そうなんですか・・・」と答えるのが精いっぱいだった。

その日はパキシルを一気に30ミリ服用した。その4へつづく。

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