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隣の部屋は悪徳商法【妻】

午後3時過ぎ、近くの和食レストランへ家族3人で行った。ゆっくり寝ていたので「昼ごはん」である。

通された部屋は、和室。この和食レストランは細かく仕切られた和室があり、隣にも年配のグループがいるようだ。

ほどなく、隣の部屋の会話が聞こえてきた。主にしゃべっているのは50代くらいの女性の声

「細胞からきれいにして毒をすべて流すんです・・・。」

「がんより怖い痴呆にならないためには、これが一番・・・・。」

「オーストラリアでは紫外線が癌の原因になるので紫外線をカットしている。癌にならないのはこれ」

「糖尿病は薬ではなおらない、これでなおる」

と健康食品や化粧品の販売をしているようだ。そのしゃべり方が、一つの病気にとどまらず、様々な病気について科学的なことと自分の主観的なキャッチコピーを繰り広げ、聞いているほかの人間が口を挟む暇が無いほど・・・。これって間違いなく悪徳商法の一つの「パーティ商法だ」と直感した。

だんだん、私も隣が気になりだし、少し大きめの声で、反論をしながら食事をした。

隣の女性 「これは女性ホルモンになるので、ホルモンが無くなった人によく効くのです」

私のつぶやき 「ホルモンのバランスが悪くなるだけでしょ、だいたいホルモン療法は医療行為でしょ」

隣の女性 「糖尿病は薬ではだめ、食べ物で直すしかない。」

私のつぶやき 「ランゲルハンス島から出てくるインシュリンとの関係は?」

隣の女性 「わたしは化粧水なんかしない、だけど皮膚はプルンプルン」

私のつぶやき 「今さっき、化粧品の宣伝してたじゃん」

隣の女性 「これで100歳まで歩けて元気です」

私のつぶやき 「あなたが100歳なの?」

こんな感じで、あちらには聞こえるか聞こえないかくらいの大きさの声で反論をフスマ越しにしていた。

でも隣の女性はきっと、私の声が聞こえていたと思う。(ふふふふふ)

集まった年配の人5人くらいは、ときどき「ほー」「そうかぁ」と感心しながら聞いていた。買わされちゃうんだろうな・・・。

わたしも小売業で勤務した事があるが、販売ノルマがあった。販売のためのトークを事前に学習していたときに「相手に深く考えさせないように」と言われていたのを思い出した。

ちなみに、私の販売していたものは悪徳商品ではなくテレビで広告もしている商品だった。競合する商品が多いので客をその商品に誘導し購入させることが目的だったので誤解の無いように。

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